検証!ドクターペッパーさえあればホットワインつくれる説

カクテル

ホットワインの材料調達 ムズすぎ問題

「ホットワイン」という飲み物を聞いたことはあるでしょうか。

赤や白のワインを温めて飲む、フランスやドイツなどでポピュラーな冬のホットドリンクです。

しかし、ホットワインはただワインを加熱するだけの飲み物ではありません。

砂糖やハチミツ・レモンのほか、シナモンやクローブ・八角など、香辛料を複数入れて作ることが一般的です。

材料をそろえるのはコストパフォーマンスが悪い

とはいえ、普通の家庭ではクローブやら八角やらはめったに消費しない食材ですよね?

材料集めの買い物も面倒だし、ホットワインのためだけに少量のレア香辛料類を買い集めるのはコスパが悪すぎます。

また、ホットワインを提供する店もあまり多くない。

ホットワインを飲んでみたいけど、材料を手に入れるのが大変な「ホットワイン難民」に救いの道はないのでしょうか?

※一部の食料品店では「ホットワインの素」的な商品が売られているようですが、「どこのスーパーにでもある」というほど手に入りやすいわけではありません。

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ドクターペッパーを煮詰めればホットワインの素になるかも!

ここで登場する救世主候補が、ドクターペッパーです。
いったいなぜ、ドクペがホットワインの素になりうるのか?

それは、ドクターペッパーにはホットワインに必要な糖類(果糖ぶどう糖液糖)と、20種類以上のフルーツフレーバーの香り(香料)が含まれているからです。

砂糖やハチミツに代わるくらいの甘さを出す必要はありますが、ドクペを煮詰めれば大丈夫でしょう。

あとはレモン(もっと手軽に済ますならポッカレモン)を買うくらいで、理論上はホットワインに必要な材料はそろったことになります。

さて、仮説を立てたところで検証に移っていきましょう。

ドクターペッパーホットワインのレシピ

材料

  • ドクターペッパー 500ml
  • ワイン 200ml
  • レモンスライス 1枚

これだけ!非常にシンプル!

ちなみに今回使うワインは「アルパカ・カベルネ・メルロー」。

赤ワインとドクペのカクテルのときにも使った、どのスーパーでも売っているような安くておいしいチリワインです。

調理法

  1. 鍋にドクターペッパー全量を入れ、煮詰める
  2. 煮詰まったらワインを入れ、沸騰しない程度に温める
  3. レモンを入れて少しかき混ぜる

以上!ごく単純!

つくってみたレポート

鍋にドクターペッパー500mlをいれる

鍋に炭酸飲料を入れたのは人生で初めて。雪平鍋の中でドクペが泡立つ様子がシュール。

ドクターペッパーを煮詰めていく

焦げつかないように10分くらいヘラでかき混ぜる。
煮詰まってくると泡が大きくなる。焦げ付かないように要注意。

煮詰まったドクペ。これ以上は焦げて苦くなると判断し、ここで沸騰をストップ。

穴子寿司のツメのような風格。

ワイン200ml(コップ1杯くらい)を鍋に入れて沸騰しない程度に加熱。
最後にレモンを入れて少しかき混ぜたら完成。

感想:おいしいし、体もあったまる!

甘酸っぱくておいしいです!
ワインとレモンの香りと酸味がさわやかで、しつこさのない優しい味。

意外にも、ドクペならではの複雑な風味はあまり感じられません。
杏仁豆腐やうがい薬のようなクセはなく、「ワインにハチミツをいれたのかな?」というほどおとなしくなりました。

おそらく加熱の過程で香料が揮発しため、香りが弱まったのでしょう。

さすがに本物のホットワインのように香辛料そのものを入れるのには敵わないでしょうが、手軽に作れるインスタント版としては十分な出来といえるでしょう。

みなさんも一度、ぜひお試しあれ。

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