薬草系(香草系)リキュールとは
「薬草系(香草系)リキュール」とは、リキュールのなかでも複数のハーブやスパイスを副原料に使ったものをまとめて呼ぶ名称。
今回は代表的な銘柄として、最近人気の「コカレロ」と「イエーガーマイスター」を使ったドクペカクテルを紹介します。
この2つのほかにも、「アブサン」や、以前紹介した「カンパリ」も有名な薬草系リキュールです。
コカレロ×ドクターペッパー
コカレロとは
コカレロは、コカの葉やジュニパーなど17種の材料から作られるリキュール。
アルコール度数は29%と、リキュールの中では低めです。
ストレートで飲むと、爽やかな甘味とハーブの風味が感じられます。
クセもほどよく、しつこい甘さや強い苦みはありません。
後味にミント系のスッとする香りがあり、ロックでも飲めるほど飲みやすいです。
ちなみに、レッドブルとコカレロを合わせた「コカボム」というカクテルがパリピ界隈で人気とのこと。
なお、このお酒にはアルカロイド(コカインの主成分)は一切含まれていないので、違法性は全くありません。
感想:普通に美味しい
コカレロ1:ドクターペッパー4の割合でつくりました。
これは普通に美味しいです。元のコカレロが軽めのリキュールなので、すごく飲みやすい。
ややモッタリ感のあるドクペに、ミントの爽やかさがキレを加えています。
ドクペとコカレロが喧嘩せず、それぞれがちょうどいい塩梅で主張している好相性のコンビです。
食べ物は、ピザとかポテチなんかが合うと思います。
評価点:15/15
飲みやすさ
★★★★★
コスパ
★★★★★
マッチング
★★★★★
この飲みやすさは歴代でも最高クラス。女子ウケすると思います。
そんなに高いお酒でもないので、コスパもいい。
ドクペ以外のいろいろな割り材とも合わせやすそうな面白いお酒でした。
イエーガーマイスター×ドクターペッパー
イエーガーマイスターとは
イエーガーマイスターは、56種のハーブ・スパイスを使用したドイツのリキュール。アルコール度数は35度です。
カンパリに匹敵するほど甘みと苦みが強く、独特の複雑な香りが特徴です。
ストレートで飲むと、咳止めシロップのような味。ミント系の後味がほんのりと香ります。
冷凍庫でキンキンに冷やしてストレートで飲むのがポピュラーな飲み方です。
ちなみにイエーガーマイスターは「ドイツの養命酒」とも言われており、レシピは80年以上変わっていないという、歴史ある銘柄です。
感想:クセに合えばハマる
イエーガーマイスター1に対してドクターペッパーの割合は4~5が丁度よいでしょう。
元が“大クセ酒”なので、イェーガーのハーブ感が強いです。
しかし、少しドクペ多めの割り方にすると、ドクペのフルーツフレーバもしっかり生きてきます。
このカクテルでは、イエーガーの苦みがキレを生んでいます。
クセ系のお酒が好きな方ならハマると思います。私は結構好きになりました。
ステーキとかハンバーガーと一緒に飲むと合いそうです。
評価点:13/15
飲みやすさ
★★★★☆
コスパ
★★★★☆
マッチング
★★★★★
700mlボトルでも1,000円台で買えるほどお手軽なのでコストは低いのですが、クセが人を選びそうなので飲みやすさとコスパは4としました。
イエーガーマイスターのクセに尻込みしている方は、ミニチュアボトルで一度トライしてみてはどうでしょうか。
(ドンキなどで買えます)