ウイスキーをコーラで割ると、「コークハイ」(別名:ウイスキーコーク)と呼ばれる定番のカクテルになります。
では、ウイスキーをドクターペッパーで割って「ドクペハイ」をつくったらどうなるのでしょうか?
今回はまず、コンビニやスーパーで買える代表的なウイスキー2銘柄でドクペハイをつくり、私の主観で評価点をつけてみました。
どれもウイスキーとドクターペッパーの割合は1:3くらいでつくっています。
ブラックニッカクリア×ドクターペッパー
まずはジャパニーズウイスキー。代表は「ブラックニッカクリア」です。
ブラックニッカクリアの特徴
ブラックニッカクリアは、安価なジャパニーズウイスキーの代表格。
スーパーのウイスキー売り場でほぼ確実に売っている銘柄です。
ブラックニッカクリアの最大の特徴は、「とにかくクセがないこと」。
ストレートだと味や香りが弱く、アルコール感がややあるので、ハイボールや水割りで飲まれることが一般的です。
※今回使ったのはコンビニで買ったミニチュアボトルです
感想:ドクターペッパーの風味がだいぶ勝っている
樽の香りは感じられるものの、ドクターペッパーのフレーバーにはかなわないようです。
もともとクセが少なく飲みやすい銘柄が、フルーツ感を増してさらに飲みやすくなっています。
ドクターペッパーで割ったことで、良くも悪くも「ウイスキーっぽさ」はだいぶ弱まりました(これはコークハイでも同じことですが)。
若干のアルコール感はありますが、ウイスキーが苦手な人にも十分おすすめできます。
割り材にドクターペッパーを使う分、コークハイより複雑な風味を楽しめるカクテルです。
評価点:10/15
飲みやすさ
★★★☆☆
コスパ
★★★★☆
マッチング
★★★☆☆
そこそこのおいしさがあって、飲みやすさは十分あるので星3。
ブラックニッカクリアの安さの分、コスパは高いので星4でも良いでしょう。
安価でそこそこのクオリティを出してくるあたり、さすがはブラックニッカクリア。
マッチングについては、ほぼ予想した通りの味だったので星3です。
コークハイをつくるとウイスキーの風味は消えがちなのですが、このドクペハイもその通りになりました。
ジムビーム×ドクターペッパー
続いてはバーボンウイスキーの代表、「ジムビーム ホワイトラベル」です。
ジムビームの特徴
ジムビームはバーボンウイスキーのなかでもリーズナブルな銘柄の筆頭格。
これもたいていのスーパーに置いてあるでしょう。
バーボンウイスキーに共通する特徴は、バニラのような甘い香りが強く感じられること。
バニラの香りがするのは、内側をバーナーで焦がした木の樽の中で熟成されることで、木に含まれるバニリンがウイスキーの中に溶け出すためです。
また、原料の51%以上に糖分の高い穀物であるトウモロコシが使われているため、口当たりも甘く感じられます。
ジムビームはストレートでも飲めなくはないのですが、アルコール感がやや強いためか、多くの方はハイボールで飲まれていると思います。
※このテストではジムビームも、コンビニで買ったミニチュアボトルを使いました
感想:バーボンとドクターペッパーは、合う!
これは、美味いです。
バーボン特有の甘い香りが、ドクペの主張に負けていない。
そしてそれぞれが邪魔することなく、奥行きのある甘さが出ています。
バーボンとドクターペッパーが想像以上にマッチして、めちゃめちゃ飲みやすくなりました!
アルコール感はほとんどありません。
バーボンが好きな方はストレートかロックで飲むことが多いと思いますが、
ウイスキーが好きな方でもぜひ一度試してみていただきたい一品です。
評価点:14/15
飲みやすさ
★★★★★
コスパ
★★★★☆
マッチング
★★★★★
飲みやすさは文句なしの星5。甘いお酒が好きな方ならきっと好きになるでしょう。
ジムビームはブラックニッカクリアより値段が高かったのですが、パフォーマンスも高かったのでコスパは星4です。
マッチングは、お互いの甘さを引き立て合う素晴らしい組み合わせだったので星5。
正直この相性の良さは驚きでした。
ドクペハイは全然アリ。特にバーボンはすごく合う
今回のトライで、「ウイスキーとドクターペッパーはマッチする」ということが分かりました。
特にバーボンとの相性は素晴らしく、個人的にはコークハイより格段に飲みやすくなっていると思います。
ウイスキーのドクターペッパー割りを試したことがない方は、ミニボトルででも試してみることをおすすめします!
余談:ドクターペッパーカクテルをつくるときのコツ
ドクターペッパーに限らず、ソーダ割りのカクテルに共通することですが、
グラスに入れる順番は 氷→酒→炭酸飲料 の順です。
知っている方も多いと思いますが、炭酸飲料を入れるのは最後。
そして静かに注ぐのがポイントです。
その理由は、乾いた氷の上に炭酸飲料を注いでしまうと、氷の表面の凹凸で炭酸が抜けてしまうからです。
このコツを実践して、ドクペカクテルをよりおいしく楽しんでみてはいかがでしょうか。
次回はスコッチウイスキーをドクペで割ります。