近年人気が高まっているお酒、ジン。
ロックや水割り、ソーダ割りにして食事に合わせる飲み方もポピュラーになってきていますが、カクテルのベースにするのもおなじみの飲み方。
ジンをコーラで割る「ジンコーク」も、ジンベースカクテルのひとつです。
今回はジンのドクターペッパー割り、「ジンドクペ」(仮称)にトライしてみます。
ジンの特徴
ジンは、トウモロコシや大麦、ライ麦などを原料にした蒸留酒。
アルコール度数は40~50度と高めです。
「ジュニパーベリー」という果実での香りづけが特徴的で、その風味はよく「松ヤニ」に例えられます。
今回は、ジンの中でも代表的な2銘柄でカクテルをつくってみました。
ビーフィーター×ドクターペッパー
ビーフィーター1:ドクターペッパー3くらいの割合でつくりました。
ビーフィーターの特徴
ジンの中でも安くて手に入りやすい、代表的な銘柄です。
レモンやオレンジの皮が使われており、柑橘系の香りが特徴的。
甘みがあり比較的飲みやすいので、ジン入門の一本としてよいでしょう。
感想:やや甘すぎかも…
ジン特有のボタニカル(植物の葉や皮、根など)の香りはしっかり生きています。
ジンの風味が長く続くからか、ドクペ感はよくわからないです。
ビーフィーター自体の甘みにドクペが加わるので、人によっては「甘すぎる」と感じるかもしれません。
評価点:10/15
飲みやすさ
★★★★☆
コスパ
★★★☆☆
マッチング
★★★☆☆
甘みの強さは好き嫌いの範囲内だと思うので、飲みやすさは星4。
ともかくリーズナブルな価格でつくれて、しっかりまとまるのが良いところです。
ボンベイサファイア×ドクターペッパー
ボンベイサファイア1:ドクターペッパー3くらいでつくりました。
ボンベイサファイアの特徴
ストレートで飲むと、強めのアタックがスカッと来ます。
そのあとにさわやかな香りがスッと鼻を抜け、後味はサッパリ。
ビーフィーターと比べると、辛くてスッキリした感じのジンです。
感想:さわやかでおいしい!
カクテルとして、バランスがいい!ちゃんとドクペが感じられます。
ジンとドクペの香りのタイミングが合っているので、ごく自然な印象。
「リキュールのソーダ割り」と言われても信じそうなほどです。
ジンのとげとげしさが柔らかくなって飲みやすくなっていますが、ジンの良さは生きています。
ジン特有の松っぽい風味がさわやかで心地いい。
評価点:12/15
飲みやすさ
★★★★☆
コスパ
★★★☆☆
マッチング
★★★★★
ボンベイサファイアの香りに慣れるまでは、少し飲みにくいと感じる方もいるかもしれません。
お酒のお値段がもう少し安ければ、コスパは星4以上でした。
ジンの銘柄でだいぶ変わる
ジンには特有の松ヤニっぽいクセはありますが、クセの強さはカンパリのときほどではなかったです。
今回は2種類のジンで試しましたが、ジンも銘柄によって風味はだいぶ変わります。
食中酒としてソーダ割りを飲んで、食後にジンドクペを一杯、というのはいかがでしょうか。