ビール×コーラでつくるカクテルを「ディーゼル」といいます。
そこで今回は、ビールをドクターペッパーで割る「ドクターディーゼル」(仮称)をつくります。
ギネス×ドクターペッパー
ディーゼルには、「スタウト」という種類のビールを使うことが一般的だそうです。
そのため、スタウトの中でもおそらく最もメジャーな銘柄「ドラフトギネス」を使います。
ドラフトギネスの特徴
「スーパードライ」や「一番搾り」など、日本で一般的なビールは「ピルスナー」と呼ばれ、軽くてキレがある飲み口です。
それに対し、スタウトであるドラフトギネスは、コクがある飲み口のビール。
ロースト感(焦げたような香り)と苦み・酸味が特徴です。
ソーセージなどの肉料理や、燻製などと合わせるとおいしく飲めます。
感想:中途半端な感じ…
ギネス1:ドクペ1で割ってみました。
んー…微妙…。
スタウトビールの酸味、苦味は和らいでるのですが、そこがスタウトの魅力でもあります。
飲みやすくはなったものの、ギネスの良さもボケてしまったような感じです。
評価点:6/15
飲みやすさ
★★☆☆☆
コスパ
★★☆☆☆
マッチング
★★☆☆☆
実はディーゼルを飲むのは初めてだったのですが、ディーゼル自体が私に合っていないのかもしれません…。
ギネス×ドクターペッパーチェリー味
ドクターペッパーチェリーで試してみました。
ワインのときでもチェリー味を使いましたが、チェリーで割ると甘味と軽さがアップします。
感想:スタウト入門用カクテルになった
ノーマルドクペのときより、さらに飲みやすくなりました。
一方、ギネスの酸味とロースト感はちゃんと感じられます。
ギネスの特徴を残しつつ、カドをだいぶ丸めたカクテル。
これはもはや、スタウトビールに慣れるためのステップとして使えそうな一品となりました。
評価点:9/15
飲みやすさ
★★★☆☆
コスパ
★★★☆☆
マッチング
★★★☆☆
普通のドクターペッパーだと正直微妙だったところを、そこそこおいしいレベルまで引き上げてくる実力。
やはりチェリーは有能な割り材です。
一番搾り×ドクターペッパー
一応、日本人になじみ深いビールでも試してみました。
使ったのは「キリン一番搾り生ビール」。
上で説明した通り、一番搾りも日本で最も一般的な「ピルスナー」という分類のビールです。
ピルスナーはすっきりした味わいとキレのあるのどごし、さわやかなホップの苦みと香りが特徴です。
感想:お互いのいいところを消すコンビ
「ふんわりしたドクペ」になりました。
ビール感ほぼなし。やはりピルスナーでは勝てなかったようです。
ドクペの風味は弱まり、ビールのキレやさわやかな苦みもないので、ただコスパが悪くなっただけ。
評価点:6/15
飲みやすさ
★★★☆☆
コスパ
★☆☆☆☆
マッチング
★★☆☆☆
お互いの良さを弱め合ってしまった、残念マッチング。
ただし、まずいわけではないので飲みやすさは星3。
「ふんわりしたドクペ」というのは逆に貴重な体験でした。
一度試してみると面白いかもしれません。