クセの強いリキュールの代表格・カンパリ。
そしてクセの強さで人気の炭酸飲料・ドクターペッパー。
この2つのクセ系飲み物でカクテルをつくったらどうなるのか?
いったいどちらのクセが勝つのか?
対決の結果をご覧ください。
カンパリの特徴
カンパリはハーブなどを使ったリキュールで、いわゆる「薬草系リキュール」のなかで最も手に入りやすい銘柄です。
60種類もの原料を使っているといわれ、甘さや苦み、ハーブなどの香りが楽しめる複雑な味わいが特徴。
ソーダ割りやオレンジジュース割りで飲まれることが多いです。
カンパリ×ドクターペッパー
カンパリ1:ドクペ3の割合でつくりました。
感想:カンパリ圧勝。そしておいしい
タリスカーのときとは比べ物にならないほどの、カンパリの圧倒的「薬」感。
一言で例えるなら、咳止めシロップ。甘苦いです。
ドクペも同じ例えをされるますが、次元が違いました。
ドクペの甘味は生きていますが、フルーツフレーバーはほぼ感じられません。
クセ勝負はカンパリの圧勝です。
とはいえ、決してまずいわけではありません。
「薬草系リキュール」のカクテルとしては、これは普通においしいです。
カンパリソーダやカンパリオレンジと比べると、ドクペは甘味にコクがあるので、少し飲みごたえを感じます。
評価点:9/15
飲みやすさ
★★★☆☆
コスパ
★★★☆☆
マッチング
★★★☆☆
23種のフレーバーでは、60種の原料のリキュールには敵わなかったか。
カンパリに慣れていない方は、カンパリ少なめで試してみるといいでしょう。
カンパリ×ドクターペッパーチェリー味
ビールのときに割り材としての優秀さを示した、チェリー味でも試してみます。
チェリーは輸入食料品店などで買えることが多いですが、私はネット通販でまとめて買っています。
感想:やはりカンパリの勝利。そしてやはりおいしい
チェリー味は軽いので弱いかと思いきや、普通のドクペのときより甘さとチェリーの主張がやや感じられます。
さすがチェリー。
とはいえ、基本的には全体をカンパリが支配しています。
ドクペが完全に消えたわけではないのですが、カンパリと対等に渡り合える割り材にはなれませんでした。
カクテルとしての味は、もちろんおいしいです。
普通の独特のドクターペッパーよりもやはり飲みやすくなっています。
薬草系リキュールは慣れるまでに時間がかかることも多いので、飲みやすい割り材のひとつとしてレパートリーに入れてみると良いかもしれません。
評価点:9/15
飲みやすさ
★★★★☆
コスパ
★★☆☆☆
マッチング
★★★☆☆
チェリー味は安く手に入れることがなかなか難しいので、コスパは星2にしました。
カンパリ入門にはドクペ割りを
クセ強い系ソフトドリンクとして知られるドクターペッパー。
しかしカンパリの前では「ちょいクセ割り材」くらいの存在感でした。
苦いお酒に慣れていない方は、カンパリに抵抗感があると思います。
しかし、そのさわやかな苦味を楽しめるようになると、色々な割り方を試してみたくなるとても面白いお酒です。
カンパリを飲んだことがない方は、ぜひドクペ割りでデビューしてみてはいかがでしょうか。